銀銀銀(トリプルシルバー)ダイアリーズ


銀輪、銀世界、銀幕と三つの銀にまつわるブログです。レジャー兼アルペンスキーヤー、ロードレーサー、ハリ(ボリ)ウッド映画を愛する男
by junzi
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

STAND BY ME ドラえもん 評価

映画版のドラえもんは初期の藤子・F・不二雄 原作のものでもあまり好きではなかった。ドラえもんの面白さは庶民の日常のなかにドラえもんと言う非日常を入れる事で巻き起きる事件が魅力であり、宇宙や未来、過去といった非日常の舞台とした映画版はドラえもんの魅力が薄れてしまうのだ。それにジャイアンやスネ夫の宿敵が突然いい人になるのもつまらない。

声優、スタッフが代わった新しいドラえもんは出来として、大山のぶ代の旧ドラえもんを凌いでいる。
藤子F不二雄の世界にとても忠実だからだ。
しかもリメイクされた「のび太の恐竜」は原作をも凌ぐ出来なのである。

そして「STAND BY ME ドラえもん」が登場する。フルCG 3D で夏に公開。従来のアニメとは違いますよ、との意味なのは間違いない。
だけどそれ以上に気になったのが、「感動」「泣ける」のコピーの嵐だ。日本人は涙が大好き。
確かに原作には泣いてしまうエピソードが沢山あり、ドラえもんの根底にあるものでそれが他のドタバタギャグアニメとは一線を事にするものなのだが、あくまでもそれは「根底」。生活ドタバタギャグの合間に見え隠れするのがいい。
「STAND BY ME ドラえもん」はその泣けるエピソードを全面に押し出してきた。生活ドタバタギャグはその隙間にあり、バランスが逆転しているのだ。
ストーリーはドラえもんとの出合いから別れ?までを1本としてまとめあげている。原作に何から何までとても忠実に。
とても忠実だからこそ「のび太の結婚前夜」など号泣してしまう。
所がだ。
はい次はこの泣けるエピソードですと言う具合に、ストーリーのなかにドラマがなく、原作の泣けるエピソードのダイジェストになっている事に気付くと急に冷めてくる。映画の中だけでのび太を見ると、人間のクズで静ちゃんとの結婚しか考えていないとてもイヤな奴でしかない。
でも観客はのび太の優しさをTVアニメや原作から知っていれば、ダイジェスト的ストーリーでもその間に観客自らドラマを作ってしまう。それはもうオートマチックに。
それに気付いた途端、さっきまでの涙が急に渇き、オリジナルの魅力がない製作者たちに嫌悪感すら感じてくる。
最終エピソードの「帰ってきたドラえもん」の頃には俺も早く家に帰りたくなった。

号泣させながら、この「STAND BY ME ドラえもん」は評価に値するものがほとんどない。いやもしドラえもんではないキャラクターで全く同じストーリーで作ったら、駄作にもならない素人レベルの映画になっている可能性が強い。

またCG たが動きがセルアニメのようになんだかカクカクしている。ディズニーやドリームワークスのようなハリウッド大作の1/10の時間と予算で作ったから仕方がないにしても、これなら無理にCG である必要が無かった。

ドラえもんの寝室である押し入れのなかに、星野スミレのポスターが貼ってあるなどを見ると、スタッフたちのドラえもん愛は感じるけど。

結局この失敗(興業は大成功)は、ドラえもんをギャグでなく静ちゃんとのび太のラブストーリー感動作として、そして原作に拘り過ぎたからであろう。
映画としてプロットに無理が有りすぎるのだ。
俺なら生活ギャグのワンエピソードを大胆に2時間のストーリーとして脚色したいが(←絶対、製作委員会の理解は得られない)。
[PR]
by junzi | 2014-11-04 11:21 | 映画の感想 | Comments(0)
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
最新のコメント
がんばれ〜
by 名無し at 08:06
プロフにフルチューン7,..
by エンゲマル スッテンコロリ at 21:48
藁をもつかむ思いといった..
by ぎんさん at 21:28
本日カーボンフレームにカ..
by しばけん at 18:03
カーボンシートポストが折..
by いくさん at 11:13
サイクルメンテナンス ..
by junzi at 22:27
アルミフレームなら折れた..
by junzi at 22:15
突然のコメント失礼します..
by いくさん at 13:36
直進だけなら25cがいい..
by junzi at 23:23
せがれが通学に利用するに..
by TBCコジマ at 00:56
メモ帳
最新のトラックバック
venushack.co..
from venushack.com/..
venusgood.co..
from venusgood.com/..
whilelimitle..
from whilelimitless..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
マラソンの思い出
from Anything Story
ライフログ
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧